マップを作る
マップの構造
大きく分けるとVertices(点)、Linedefs(線/壁)、Sectors(空間)、Things(モノ)の4つの要素で出来ています。
何か下に細々と書いていますが、それは困った時や知りたい時に読めばいいかなと思います。
とりあえずこれら4つで構成されてると分かれば最初はOKです。
Vertices(頂点)
Vertexは頂点です。最も単純ですが重要な要素です。
Linedefs/Sidedefs(線/平面)
Linedefは線です。最低頂点が2つ必要な要素です。
仕掛けのきっかけを作るのはこいつ。Linedefには前と後ろがあり、遊ぶには全然気にしなくていいことですが、作るときは少し気にしてほしいところです。
Sidedefは壁です。
Textureを持つことができ、Sectorを空間として可視させることのできる要素。
1つのLinedefで最大2つのSidedef(front Sidedef/back Sidedef)を持つことができ、
1つのSidedefで最大3つのTexture(upper/middle/lower)を持つことができます。
Linedef詳細ウィンドウ(Doom/Doom2)
Settings
- Impassible
- プレイヤー・敵が通れない線(弾は通過できる) - Block Monster
- 敵だけ通れない線 - Double Sided
- Front・BackがあるLinedef - Upper Unpegged
- SidedefのUpper Textureを天井からの基準にする - Lower Unpegged
- SidedefのLower Textureを床からの基準にする
(同じSidedefのUpper TextureがUpper Unpeggedに適用されていたら、Middle TextureはUpper基準になる) - Secret
- Automapで本来front・backの二つあるLinedefを一つだけの表示にする - Block Sound
- 二本以上使って仕切ることで音を遮る - Hidden
- Computer mapを取っても見えない線 - Shown
- 見ずともAutomapに表示される線
テクスチャーのオフセットの値を全て0にしたカコ壁で説明します。
口辺りを空けてます。
Upper UnpegedとLower Unpeggedはややこしく思うかもしれませんが、
要はテクスチャーの揃え方です。
よく見るドアの横側はlower unpeggedにチェックが入ったMiddle Textureだったり。
Action
- Action:[番号][Actionの内容]
※Actionの頭にある略語について - カテゴリの中には頭に2文字ついているものがあります。
それぞれ、D:Door(直接Useキーで)、W:Walk over(線を越えると)、S:Switch(スイッチをUseキーで)、G:Gunfire(撃つと)、1:Once(一度だけ)、R:Repeatable(何度でも) の略です。
Indentification
- Tag:[数値]
- 仕掛けのLinedefのTagは0以外であることがほとんど
数値は任意で構わないですが、特別なtagの値である99や666等には注意してください。
Sidedef詳細ウィンドウ(Doom/Doom2)
Front Side/Back Side
- Sector Index:[数値]
- セクターに当てられた数字 - Texture Offset:[x][y]
- Textureのズレ - Upper/Middle/Lower[Texture][Textureの名前]
- グレーのエリアを左クリックでtx一覧、右クリックでクリア
"!"が表示されていたら、(ふつうは)txが必要なのに未設定である部分
"?"表示されていたら、Textureはあるがリソース元にそのTextureが存在していない部分
Sectors(空間)
Sectorは床から天井、つまり空間。
これが無いと立つ所がありません。
最低Linedefが3つ必要な要素。floorとceilingを持っており、Linedefの仕掛けに反応したりするのはこいつ。
Sector詳細ウィンドウ(Doom/Doom2)
Floor and Ceiling
- Ceiling height:[数値]
- 天井の位置 - Floor height:[数値]
- 床の位置 - Sector height
- 床から天井の高さ - Floor/Ceiling:[Texture(Flat)][Texture(Flat)の名前] - Sidedefの設定と同じ
"?"表示されていたら、Textureはあるがリソース元にそのTextureが存在していない部分 - ※Doom, Doom2(またBoom)では、天井・床のTextureのサイズが64x64に決まっています
Effects
- Special:[番号][Effectの内容]
- Sectorの効果 - Brightness:[数値]
- 明るさ
Identification
- Tag:[数値]
- Linedefの詳細と同じ。
Things(モノ)
Thing(またはActor)は敵であったり武器であったりプレイヤーであったりする要素です。
基本Sectorがないと配置できない要素です。
Thing詳細ウィンドウ(Doom/Doom2)
Thing
- Thing
- 敵とかアイテムとかカテゴリ別でツリーになっています。 - Type:[番号]
- そのThingに当てられた番号。 - Size
- Thingの幅x高さ。 - Position
- 床にあるのか天井からあるのか。 - Blocking
- Completelyならぶつかる。
Settings
- Easy/Medium/Hard
- skill1,2/skill3/skill4,5です。 - Deaf
- 敵にこの設定をすると耳が遠くなります。 - Multiplayer
- マルチの時だけ現れます。
Coordination
- Angle:[角度]
- マップに対しての角度。東が0°です。